« 寝台特急北斗星 | トップページ | 特急つがる »

2011年8月21日 (日)

十和田観光電鉄 古里駅

20110821toutetsu

8/19付東奥日報朝刊に「十鉄が沿線市町に財政支援要請」の記事が掲載されました。

記事の概要です。

十鉄が沿線市町に財政支援要請 

・十和田観光電鉄の白石鉄右エ門社長は、18日に十和田市内で開かれた「十和田観光鉄道活性化協議会」(会長・小山田久十和田市長)の席上、同社の鉄道事業について「財政支援がなければ存続は難しい」との考えを明らかにし、沿線2市1町(十和田市、三沢市、六戸町)の首長らに対して、2010年度から10年間で約5億2千万円の財政支援を要請した。公の場での要請は初めて。

・同社の十和田市駅が入居している「とうてつ駅ビル店」の再開発が計画されており、ビルの所有者から、来年3月までの撤退を求められているため、新たな駅舎の整備が必要となっている。

・同社長は「東日本大震災の発生で鉄道事業を支えてきた(ホテルや観光バスなどの)収益部門の現状が厳しく、鉄道を維持存続するためには関係先からの支援がなければ難しい」と述べた。

・白石社長は取材に対し、鉄道事業の存廃について市民や市議会から意見を聞く場を9月上旬にも設け、早ければ同月中に同事業の方向性を判断する方針を示した。

・十鉄が2市1町に求めている財政支援は、2011~20年度までにかかる新駅舎整備を含む設備投資総額約7億3千万円のうち、国と県の補助分を除いた4億2千万円と、修繕費1億円を合わせた約5億2千万円。

・同社が示した鉄道事業の収支予測では、人口減少や東北新幹線全線開業などの影響で利用者が減り、経費削減の努力をしても今後10年間で毎年欠損が生じる見込み。

・これまで同社が負担していた設備投資分も含め、自治体からの支援がなければ事業の継続が難しくなる-としている。

・同社は3~4月にも、2市1町の首長に内々で支援を求めている。

 

2011/8/30追記。

8/30付東奥日報朝刊に続報が掲載されました。概要は次の通りです。

鉄路存続困難か/十鉄・財政支援 

・十和田観光電鉄が沿線の2市1町財政支援を求めている問題で、29日に開かれた三沢市議会総務文教常任委員会では「支援を見送り、バス路線に転換させるべきだ」との意見が委員から相次いだ。十和田市、六戸町も現時点では全額支援には難色を示しており、鉄路存続は厳しい状況となってきた

・同委員会では、市側が支援要請の経緯などを説明したのに対し馬場騎一委員は「民間会社の欠損に市がどんどん補助金を出していいのか」と疑問を投げ掛けた、小比類巻種松委員は「(経営改善の)見通しが立たないなら、見切りをつけるべきだ」と主張した。

・議論は鉄道からバスに転換した場合のルートにも及び、舩見亮悦委員は「十和田から三沢基地正面ゲート周辺までバス一本でつなぐシミュレーションをしてほしい」と要望した。

・大塚和則副市長は「十鉄が今後も自立経営できるかは疑問だが通勤・通学の足が途絶えるのも問題。(存廃の)両面から検討していく」と述べるにとどめた。

・現時点で十和田市の小山田久市長は「全額支援は厳しい」、六戸町の吉田豊町長は「沿線住民や十和田市の意向を見極めて結論を出したい」との意向。

・2市1町は今後、住民や議員らから意見を聴いた後、9月中旬以降に対応を協議、同月末までに支援の可否について十鉄に回答する。

 

依然厳しい状況が続いています。

 

2011/9/4追記。

9/3付東奥日報朝刊に続報が掲載されました。概要は次の通りです。

十鉄支援 賛否が交錯

・十和田観光電鉄の白石鉄右エ門社長は2日、十和田市議会と三沢市の住民説明会に臨み、向こう10年間で総額5億円に上る沿線2市1町への支援要請について説明したところ「延命策にすぎないのであれば早めに手を打つべきだ」と鉄道廃止を求める市議、一方で「利用客が少ない時間帯を1両編成にしたら経費を節約できるのでは」と、通学の足を守ろうとする学生の声が交錯した。

・十鉄への支援問題が話し合われた十和田市議会全員協議会では白石社長らが支援要請に至った経緯を説明し十和田、三沢両市と六戸町への支援要請に対する理解を求めたが、否定的な意見が相次いだ。

・「経営改善の努力が見えない」「何年か後には同じ要請が繰り返される」。事実上の鉄道廃止を迫る声が次々に上がり、石橋義雄議員は「十鉄はバスによる代替輸送で、腹が決まっているのではないのか」と詰め寄った。

・三沢市公会堂で開かれた初の沿線住民への説明会には約50人が集まり、十鉄側の現況説明に続く質疑応答で、会場の9人が質問した。10年後も赤字との経営見通しに「改善できないなら、鉄道にけじめをつけるべきだ」との厳しい声が飛んだが「近隣自治体にも支援を求めてはどうか」「青い森鉄道への出資もある。市は熟慮の上で(支援の可否を)決めてほしい」と行政への注文も出た。

・十鉄の十和田-三沢間の乗客は、通学生が8割を占めるとされ、説明会後に、十鉄で十和田市へ通っている中学校1年生は「鉄道がなくなって困る生徒はたくさんいる。観光資源として活用する方法なども探ってほしい」と、鉄路存続への強い思いを語った。

・十鉄への支援をめぐり8月半ばから本格化した沿線自治体での協議で廃止論が強まっていることに対し白石社長は「今は鉄道存続のためのお願いをしているが、仮に難しいとなれば代替のバス輸送に最大限努力する」と語った。

・沿線2市1町は9月中旬までに、それぞれ議会や住民の意見を聞き、十鉄側の要請に対する回答を月内に返す。

 

廃止へと向かっているのでしょうか。

 

 

 

« 寝台特急北斗星 | トップページ | 特急つがる »

十和田観光電鉄」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

2020年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ
フォト